TREND
ブライダル業界の市場動向
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、結婚式場の売上高・取扱件数は、年々減少しており、2020年には新型コロナの大流行によって大幅に減少しています。2021年は売上高・取扱件数は昨年と比べて増加しています。
業界動向リサーチの「ブライダル業界の推移と基本情報」によると、ブライダル業界の規模は0.2兆円、成長率は-11.7%、利益率は-1.2%、平均年収は474万円となっており、成長率と利益率はマイナス成長となっています。
PROBLEM
ブライダル業界の課題
01
少子高齢化問題による市場縮小
現代の日本において社会的問題となっている人口減少・少子高齢化により、若い層の人口が減少しているため、結婚式を挙げる母数の数が減少しています。そのため、ブライダル業界マーケットが縮小しています。
02
未婚率の上昇による婚姻数の減少
近年、結婚をせずに単身で過ごす「おひとりさま」といった言葉が浸透しているように、ソロで生きるという選択をされる方が増加しています。国立社会保障・人口問題研究所による生涯未婚率の推移からも男女ともに生涯未婚率が上昇していることがわかります。未婚率の上昇に伴い、結婚式を挙げる人の割合が減少しています。
03
晩婚化や不景気の影響による
「ナシ婚」「ジミ婚」の増加
入籍をしたとしても、挙式や披露宴を行わない「ナシ婚」、費用をかけずに少人数で挙式を行う「ジミ婚」を選択する夫婦が増えてきています。晩婚化などによる年齢が高い・再婚であるため結婚式を挙げたくない、目立ちたくないといった心理的要因、新婦が妊娠しているといった身体的要因、そして経済不況による資金不足といった経済的要因が理由として挙げられています。「結婚式にお金をかけなくてもよい」という選択肢の誕生より、結婚式を挙げる人の減少・結婚式費用の少額化といった影響が出てきています。
04
時代によるトレンドやニーズの変化
ブライダル業界はトレンドやニーズの変化が特に激しい業界です。近年、SNSやインターネットが広く普及し、結婚式に関する情報収集が簡単に行えるようになり、従来の様式に留まらない個性的な結婚式のスタイルが無数に生まれてきています。 ブライダル総研による結婚総合意識調査2022によると、「自分たちに合ったウエディングパーティーのスタイルがある」「よくある披露宴やウエディングパーティーを行いたくない」といった“自分らしさ”を追求した結婚式を挙げたいというカップルが増加していることがわかります。そのためブライダル業界では、最新の結婚式トレンドやニーズを常にリサーチし、対応していく必要があります。
SOLUTION
課題対策
WEBマーケティングを熟知した人材の確保
結婚式に関する情報を雑誌などのアナログ媒体ではなく、SNS・情報サイト・公式サイトなどで検索し、問い合わせする方が増加しています。また、新型コロナ流行によるステイホームの影響から、カウンターの店舗を訪問して式場を決定するといった集客ルートも大幅に減少しました。結婚式を検討している見込み客との主なタッチポイントがWEB上へと大きくシフトしており、WEBマーケティングの拡充が急務です。
そのため、社内でWEBマーケティングに長けた人材の採用・育成を行う、もしくは、専門性の高い企業に外注し、WEBマーケティングの施策を進めることが必要です。WEBマーケティングを外注すれば、専門性のあるマーケターがスキルやノウハウを駆使し、自社に最適なコンテンツの作成・運営をスピーディーに行うとともに、社内のリソースも確保することができます。
広告費予算の見直し
ブライダル業界の市場規模は縮小傾向であり、近年の新型コロナ流行による影響も重なった結果、売上が大幅に減少し、多額の広告宣伝費をかけられる企業様がかなり減少しています。
限られた広告予算の中で来館数・売上拡大を目指すには、媒体ごとのコストを見直すことが必要不可欠です。投資対効果の悪い媒体は停止する、メインターゲットに最適にアプローチできる媒体へコストをかけるなど、適切な予算の配分を行い、貴社の来館数・売上を拡大していくことが重要です。
目標の数値化
実現したい目標が曖昧になっている場合、具体的に何を行えばいいのか分からず動けなかったり、闇雲に施策を行って無駄に多額の費用をかけてしまうことがあります。目標達成のためには、売上に繋がる「獲得単価」や「フェア予約数」といった数値にできるものに設定することで、現在の課題が明らかになり、何に注力すべきか明確になります。また、目標の数値を明確にすることで、現時点でどの程度目標に近づいているのか把握しやすく、目標達成のために軌道修正が必要かどうか判断もしやくすくなります。
具体的な数値の設定・分析、効果の検証にお悩みの場合は、長年に渡りデータの分析を行っているインフィールにお任せください。
自社のブランディング強化
業界全体の歴史により、未だ大手専門媒体へ注力している企業様が多くいらっしゃいます。しかし、自社広告ですと、大手専門媒体では伝達できない自社の魅力や価値を、より多く消費者へ伝達・発信することが可能です。また、自社のブランディング力を強化していくことにより、大手情報サイトに依存しない将来への安定的な売上確保に繋がります。
インフィールでは、貴社施設の認知度や特徴(式場や披露宴会場の数・広さ、宿泊施設の有無など) 、周辺地域の結婚式の傾向(少人数か大人数かなど)、競合施設の特徴等、様々な情報を収集・把握します。そのデータを元に、貴社の魅力が必ず伝わる自社広告をご提案します。